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粉飾決算の疑い
銀行は、決算書を1期分だけで判断することはほとんどありません。特に在庫が増えて利益が出ている場合、「本当にお金は回っているか」を厳しく見ています。 在庫を多く計上すると利益は出ますが、現金は減り、資金繰りは悪化します。その結果、売上に対して在庫を抱える期間が年々長くなります。 銀行は3~5年分の営業キャッシュフロー、在庫残高、在庫回転期間の推移を見て、利益の増え方と資金の動きが一致しているかを確認しています。数字の整合性が取れていないと、粉飾や資金繰り悪化を疑われる要因になります。
Makoto Matsuki
4 日前読了時間: 1分


信用調査会社の評点
銀行の法人営業の新規開拓では、提案先の信用力を事前に把握する「側面調査」をおこなっている。帝国データバンク(以下TDB)の「評点」を参考にし、企業の財務内容、経営者力、業界動向、将来性を総合判断している。 TDB担当者、各金融機関によって評点の判断は異なるが、一般的に42点以下が撤退ライン(信金撤退)、43~45点が警戒ライン(地銀撤退)、46~50点が優良企業、51点以上が倒産リスク低位の優良企業(全企業の約15%)、60点以上が上場企業レベルとされる。 信用調査会社から訪問依頼の連絡があれば、その向こうにお取引様がいると捉え、斜に構えず快く調査対応することで、評点が良い点数に振れるかも知れません。 (参考:TDB2022年10月11日資料)
Makoto Matsuki
11月25日読了時間: 1分


決算書を受け取る際に
顧客の決算書を受け取る際に、単に受け取って鞄にしまうのではなく、簡単にでも読むことで、経営者や経理担当者と自然に会話を広げるきっかけになります。 特に後日改めて確認するよりも、その場で決算内容や違和感を質問することで、信頼関係の構築にもつながります。また、面談時には細かい分析よりも「売り上げは伸びているのに利益が減っているのはなぜか」「棚卸資産の増加はどうしてか」など、大きな変化や傾向に注目して質問することが効果的です。 訪問前に前期、前々期の主要数値をおさえておくことで、面談時に柔軟な対応が可能になります。数字の変動要因を直接経営者に確認することで、単なる数値分析にとどまらず、企業の実態や課題が深く理解できることもあります。
Makoto Matsuki
11月10日読了時間: 1分
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